工程管理技法 (限界生産性アップ)
工程管理技法 (限界生産性アップ)は、日本における21世紀「住宅産業経営戦略」の
キーポイントをなす「重要な課題」である。このことは、これまでカナダの建築業者が日頃当然と考え、
既にシステム的に実行している「工事工程管理技法」の事で、この限界生産性アップ指向への理解が
今後の日本の経営を大きく左右する要因となるだろう。ロスを出さない緻密な施工計画、工事工程管理、
業者の業務責任、工事期日の明確化と明確な契約等、「徹定したコスト削減」による施工工程管理手法のことである。
私(三好)は、ここカナダで20数年建築業に携わってきた。この工程管理技法は日頃我々が当然と実行している
システムで、住宅の基本に沿ったデザインから図面の作成、資材の流通、職人の作業工程、市のインスペクション
を含む工事監督とその工事工程、これらの複雑な業務をシステム的に最大限管理出来る能力が、
生産性に大きく差をつけ、このシステムこそが今後の経営戦略の武器となるだろう。
日米の住宅環境は、「天と地ほどの差」があると言われてきた。
日本では、住宅寿命は20数年(北米の3分に1にあたる)と言われ、1年で解体するこれらの約数70万棟にもおよぶ
壮大ゴミは、「世界の目」にどの様に写っているだろうか?豪華なカタログを山ほど揃え、世界一高価格の住宅。
しかし、長持ちすることなく、低資産価格で、しかも化学物質を使用し、工期は長引く。
これらの疑問を「業界は横並びに口を拭って」きた。
これが日本の住宅産業を歪め、消費者を長年苦しめて来た最大の原因だろう。
未だに小企業は資本、技術の面で不平等な競争を強いられている。
人は人生の3分の2を自宅で過ごす。ここ北アメリカではその住宅で家族を育て、またその家族も住宅も、
国の資産と考えられている。今こそ北米住宅生産システムの「正しい導入」と、嘘のないプロの集団で、
消費者の目に止まるような組織体作りが最大の急務であろう。
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