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日本の夜明け前 真実を今!

【北米式住宅生産システムと日本の将来】


近年日本における住宅事情は消費者にとって良い方向に転じている様である。 「間違がっている住宅」「住宅革命」「いい家が欲しい」等これら個々の動きも長年日本の消費者を悩ませて来た 問題解決に向け、日々前進しているようだ。


*注意:真に日本の中小企業が平等に競争力を発揮出来る為には北米に習うまでもなく、 まず「法の規制が重要」ではないだろうか?


その事は今ではその道の責任者なら「火を見るより明らか」だろうし、過去の日本の「住宅」に対する認識に、 あまりにも乏しかった事も自戒しているのではないだろうか?


例:事実、北米の住宅で築50年、70年で取り壊す「住宅」にお目にかかった事がない。 日本ではその倍の価格で購入し、20年近くで粗大ごみになると聞いている。(では、世界の目はどう見ているだろうか?)


Log Cabin *注意:2x4住宅の歴史は、わずか70年〜100年前に北米大陸で始まり、「パイオニア時代の丸太小屋」辺りから、 現在では4〜5階の集合住宅まで急速に進展を遂げ、現在も日々進化している。一方、「日本の事情」はどうだろうか。 その輸入住宅 の歴史はスタートして既に30年、その進化はあまり見られないように思われてならない。


ここ北米では築50〜70年住宅でも売り買いが出来き、資産としての価値が大きな魅力である。 人々は平均して5〜6年で、合理的な理由により移転する。子供の学校の関係、仕事の関係などがその大きな理由である。 しかし、21世紀の今日、日本における家造りの真実は、大量消費、大量生産販売、と誤った指向が優先し、 規制を作る国や法律の基準も、融資をする金融システム、税制の優遇措置と、さらに大手メーカー自らが商売を正当化する為、 「低価格競争」こそが正義だと主張し、消費者を益々混乱状態に陥れてきた。これがこれまでの日本の現状ではないだろうか。 (実際のところ、クレーム産業の根源のように思えないだろうか。)


*注意:北米では、当然、政府が規制で住宅産業をリードしている。(以下を参照。) 北米住宅は、規制→マスコミ→企業→消費者の順、だが、日本はその逆のように見える。


規制:15回以上に及ぶ厳しい検査で「どの家」も安全で高気密、耐久性70年と消費者が安心して購入出来る。 (暖房設備が無いと住宅として許可が出ない。) マスコミ:テレビ、新聞で毎日のように規制に合い、安くて住み心地よく、又、新工法を追求している。 企業:全ての工務店は厳しい検査に沿い、スピード、良質、価格で競う。 消費者:自ら「住まい」を人生の重要課題とし、また、資産価値と認識し、日頃から勉強、 手入れを行う。(すれば、するほど資産価値が上がる。)


多くの問題がある中、「日本における住宅事情の夜明」は今、着実に近づきつつあると感じられる。 これ迄、マスコミも各出版物を含む評論家も、その筋の学者も、また、北米住宅の本場カナダやアメリカの専門家も含め、 少なからずその点において、ある種の困難を重ねてきている。それだけ日本における住宅産業は、 複雑で難解な問題が絡んでいると言える。では、「その理由は何なのだろうか?」


一言で言えば輸入住宅 は複雑であり、多くの専門家が束になって取り組んでも解決しにくい程、 難解なプロセスを含んでいるからである。「輸入住宅は日本の気候風土に」合わない、と言っては致命的な欠点とし、 また「お粗末過ぎる」問題が多々有ると指摘し、今日まで日本における賢いプロは口を揃えて輸入住宅 に関して、 矛盾した指摘をくり返してきた。それは真実だろうか?それでは、住宅先進国と呼ばれる北米の住宅事情は どのようなものなのだろうか。そして日本における21世紀住宅の「グローバル・スタンダード」とはどのようなものものなのだろうか。


バンクーバーライブラリ 今では、人々はアフリカの南端にまで魚を求め、また、ここバンクーバーだけでも約5千人の若者が日本から来て語学に励み、 ワーキングビザ等で働いている。ここ太平洋側だけでも25万の若者がアジア諸国から生まれ育った国を離れ、 共にこの大陸で住んでいる。「その目に見えない真実とは、何なのだろうか?」彼らを含む人口約300ミリオンの 人々が住む北アメリカの住宅現状とはどのようなものなのだろうか。


それは、冬は24時間近くマイナス40度以上で太陽を見ない暗黒の世界が2ヶ月近くも続く北極 (カナダ、ニューベックの街、北海に面する人口約3000人)から、40度を越す灼熱のメキシコボーダー、また、 カナダ北太平洋側にある230日近く太陽を見ず風雨にさらされた過酷な地域である。 しかし、これらいずれの地域も、家の窓を数ヶ月も開けずに、快適な生活が約束されている。 これら北米住宅の現状と、これ迄の「日本の輸入住宅 」と呼ばれるものとの差は何なのだろうか? 北米住宅の基本性能について、そして北米のトータル的な住宅「システム」とは何であるかを説明したいと思う。


温水暖房設備 ここカナダでは、少なく見積っても15〜20回の検査をパスしなければならない。 地下や1〜2階、ドライブウェーも含む温水暖房設備、数十回に及ぶコンクリート打工事の検査を入れると40回以上にもなる。 すなわち毎日のように検査の連続というのが、その現状である。検査カードが「NO」であれば、「YES(完璧に直す)」となるまで 工事を進めることは出来ない。


*注意:各施工工程は正確に順序が重要ポイントとなる。すなわち、どの業者も100%同じ工事過程となる。


工事確認申請時、全工事の約1%の金額を市に納め、これらの検査を受けることができる。 全てのコンクリート打も元の地盤まで取り除かなければ打てないし、地耐力検査では地質エンジニアを度々必要とする。 排水ドレインも建物周辺の基礎以下に付設し(勿論その内は2〜3メートル堀下げても土は乾燥状態を保っている。) さらに、全ての地下室には完璧な防水層工事を施す。


構造外壁に関する日本での専門家の常識にも、重大な誤りが見られる。そのポイントとは、輸入住宅 は 日本の気候に合わないと指摘してきた点であるが、在来工法の「風通し理論」と輸入住宅 の「魔法瓶」を混同し、 輸入住宅 のポイントである外壁内を密閉して施工するそれを致命的欠陥だと理由付け、その為湿気や結露で カビの問題が発生すると話が次第にエスカレートし、「日本における輸入住宅 の真実を歪めて来た」のである。 確かに我が国にはこれ迄、木造家屋に「気密化」という考えは無かったし、今だに風通しの常識が優先している様だ。 このように、技術云々の前に、常識と認識してきた「当たり前の理論」に大きなミスが隠されている様に思える。


日本の気候は、砂漠地帯の広がるアメリカ大陸よりもむしろ冬の過酷なカナダの気候に近いのである。 カナダでは合板は横張りとし、外壁の水平方向に4フィートおきに 約20ミリの幅広い隙間を開ける。外壁内の湿気を カナダ住宅側面 ここから抜き、さらに室内から6ミリポリ張りで完璧にする。また、電気のスイッチボックス、ポリの継ぎ目等すなわち 室内からの湿度を少しも漏らさない。これらの点がとても重要なのである。この点がカナダの施工の特徴であり、 この点を見逃して日本の気候に合った輸入住宅 は語れない。これはR-2000工法とほぼ同程度の施工法なのである。


*注意:近年カナダや、オーストラリアでも問題になっている"Leaky-condo"の課題に、私自身も政府の仕事に携わり、 その「技術面の研究」も既に修得している。


「2x4住宅」は、これらの点においても日本で最適かつ21世紀の「完成された住宅」と言えるのである。


屋根裏床下と言えども、いかなる時も空気を密室に閉じ込めれば、たちまち木は腐り始める。これは明白この上ない。 冬が長いここカナダで、床下の腐食に(築50〜60年)お目にかかった住宅は一度もない。 暖房設備の効かない古い倉庫か、ガレージの床下くらいである。カナダの住宅で暖房設備か、 暖炉の無い建築物は住宅として許可も出ないし、当然売り買いもできない。 輸入住宅 がクレーム産業と呼ばれてしかり『群盲象をなぜる』の感がここにある。


室内の温度差が殆ど無い点も北米住宅の大きな特徴であろう。弊社の名古屋プロジェクトを例に取れば、 殆どの資材がカナダから送られ(カナダチームで建築)自分自身も1年ほど事務所として使ってみた。 本場カナダの住心地と全く同じであったし、健康に対する不安も無く、日本のプロが指摘する輸入住宅 の基本性能の問題 (結露、腐り、カビ)は無いと確信している。この時、これをモデルハウスとして地域の多くの専門家(企業)に開放し、 十分な確信を持って答えられる。


バンクーバーオフィス・コーヒーの木 床と天井の温度差により、日本では家庭内事故で亡くなる人が毎年増え、温度差が原因で 心臓発作や脳卒中で倒れ、届け出がない件でも年間6千件あると言われている。ここカナダではこのような問題を聞くことはない。 弊社には、25年以上にもなるコーヒーの木があるが、毎年数百の真赤な実を付けている。冬が長いカナダでの話である。 (右側写真参照、室内は年間を通じ22〜25度。この温度差は、はっきり「断熱材の施工法」に大きな違いが 日本と北米に見られると言える。)これらに関する解決法は施工研修が賢明である。


また、日本における知識者とおぼしき人が唱える、全自動快適、健康住宅と言うものはあり得ない。もし有るとすれば、 それはむしろ不健康だと言う理論をこの際指摘しておかなければならない。エスキモー地方にも、メキシコに近いアメリカにも 健康で長生きの人は少なくない。冬の長いカナダには、100年住宅も現存し、200〜300年のものの丸太小屋もある。


また、坪当たり建築価格にしても、日本では70万以上でなければ本格的住宅は望めないと言われている。 しかし、カナダの建材(天然素材)をコンテナで日本まで運び(約1600ドル)、職人も北米のプロが建てれば(カナダ人)、 施工期間は早くて安く、弊社では45万から50万で実現している。(キッチン設備、バスルーム、照明器具、 室内仕上げを含む。)まず、耐久性にしても70年以上持つ。資材に関しても北米では工務店専用の建材店は 全て規制に合ったものしか配達しないし、工事を請け負う各職人にしてみても、またデザイナーにしてみても、 これらの検査を皆が工事をこなすに十分な経験がある。(各市のライセンスを保持。)


これら徹底したコスト削減を可能にした住宅システム、すなわち、デザインから契約に至る明確かつ、施主が安心して任すことが できる、これらの条件を備えた北米式住宅生産システムは本格的「住宅システム」と理解できる。この優れた 「住宅生産システム」を日本にて研修する事(数時間を月に2〜3回コース)により、全国の若い人達に20万30万と 「地元で安定した専門職」の約束が可能となる事も見逃せない。


しかし、従来の上意下達、終身雇用の尺度では到底若者の気持ちを会社組織=就職という枠に取りこむのは不可能で、 根本的な解決の糸口にはならないだろう。また若者も、そんな陳腐な大人の忠告に耳を傾けようとしないのではないだろうか。 むしろ、住宅先進国からインストラクター(技術者)を採用し、技術のみでなく自由な発想の思考、 文化をも取り入れる必要があるのではないだろうか。


*注意:この意味でも今こそ中小企業が平等に競争をし、消費者が安心して購入できる為の技術(技術面、施工法など) の導入等も考慮すべき時ではないのだろうか。


 

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